日本鄭子太極拳研究学会
発足の経緯とその歩み


 日本鄭子太極拳研究学会は、邱秀雄先生の指導のもとで、37式、剣、推手、発勁を研鑽し、究極のリラックスを追求しています。
 会は1995年に東京都北区の公園で産声をあげ、一年後には活動の拠点を滝野川西区民センターに移して現在に至っています。
 その間、2000年に台北で開催された鄭曼青先生生誕百年記念世界大会に日本代表として団体で参加したのをはじめ、その後五度にわたる台湾研修や、年一回の国内合宿を行っています。
 他に、普及活動の一環として、医療機関のイベントに要請されて公開講座を開いたり、介護施設でグループ体操の中に型の一部を取り入れるといった活動もしています。

 定期練習会は毎週日曜の午前中にやっていて前半が型、後半は推手と発勁を学んでいます。
 日本での太極拳人気は非常に高く、全国に無数の教室がありますが、その大半は型中心で、太極拳の理論に基づいた、力に頼らない推手や発勁に取り組んでいる所は殆ど見当たらないのが現状です。
 そのため、太極拳や他の武道の経験者が時々様子を見に当会を訪れますが、初めて体験する推手の柔らかさと発勁の健やかな威力に一様にカルチャーショックを受けて帰ってゆくようです。
 会は、”来るものを拒まず、去る者は追わず”をモットーにオープンな雰囲気の中、心底太極拳が好きな仲間が集まって、真摯に学んでいます。  東京の会場には、長野、新潟、富山などからも熱心な愛好者が片道2〜4時間かけて学びに来ています。
 また、福島で活動している鄭子太極拳の他の団体から招請されて指導に行く事もあります。

 日本では鄭子太極拳はまだマイナー(知名度が低く、少数派)ですが、”素晴らしいものは、出来るだけたくさんの人に知ってもらいたい”という理念のもと、この鄭曼青先生が遺された宝物を一人でも多くの人に知ってもらい、同じ道を歩むもの同志の信頼の輪を築いてゆきたいと思います。

@日本鄭子太極拳研究学会の歩み
1994年9月 北区南谷端公園で邱先生より、太田、重共の二人で指導を受け始める。
1995年 秋 前身の東京鄭子太極拳研究会として会員を募集する。
1997年4月 第一回台湾研修(2名参加)
1998年5月 第二回台湾研修(7名参加)
1999年1月 金沢分会発足
     10月 第一回東京合宿(森林公園)
2000年8月 第三回台湾研修:鄭曼青先生生誕百年記念世界大会参加(10名)
     10月 第二回東京合宿(オリンピック記念青少年センター)
          金沢合宿
          徐先生を招請
2001年10月 第三回東京合宿(オリンピック記念青少年センター)
2002年5月 第四回台湾研修
     10月 金沢合宿(一里野高原)
2003年10月 第四回東京合宿(滝野川西区民センター)
2004年10月 金沢合宿(湯湧温泉)
        金沢分会発足5周年記念、台湾から徐先生一行訪問。
2005年10月 第五回東京合宿(滝野川西区民センター)
2006年5月 金沢合宿(加賀温泉)
2007年10月 第六回東京合宿(滝野川西区民センター) 2008年10月 金沢合宿(能登)
2009年10月 第五回台湾研修
2011年1月 第六回台湾研修
2012年7月 「鄭子太極拳自修新法」日本語版出版記念パーティを開催
2013年5月  第六回台湾研修
2014年4月23日、当会を指導いただいている邱秀雄先生がお亡くなりになりました

A富山学習会の歩み
2006年9月 重共の帰郷にともない、長年の拳友である青木氏と二人で青木氏の自宅で20年ぶりに稽古を再開する。
     11月 五番町地区センターに練習場所を移動。その後、星井町公民館に移り現在に至る。
2007年5月 第一回富山合宿(3名参加)、各回、邱先生を招請。
2008年5月 第二回富山合宿(3名参加)
2009年5月 第三回富山合宿(8名参加)
2010年5月 第四回富山合宿(9名参加)

現在、富山市星井町公民館と浄円寺道場で活動中。



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